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コラム「警察との駐禁問答」


駐禁規制に対する警察の認識

管理人も一度ならず駐車監視員にステッカーを貼られたことがあります。ええ悔しいことに。
その際に取り交わした会話の実例など。

管理人、御堂筋の緩速車線に停車。歩道を挟んだビルの店舗に配達。従業員用エレベーターのため動作遅い。
そのため停車>配達>戻るまでにおよそ4分ちょっと。
御堂筋
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こんな場所。
駐車禁止にする意味すら分らないような場所ながら、きっちり2分でステッカー貼付済み。
後日、この件に関しての弁明書を送り、その回答として警察から来た電話での会話。

警「今回の弁明は認められませんでした。今後のためにその理由を説明します。」
私「え?弁明書にも書きましたがあれは積み下ろしのための“停車”であり、駐車ではありませんが?」
警「当該場所は駐車禁止場所で、おたくの車の右側に3.5m以上の余地もなく、それで車を離れたのでアウトです。」
私「いやいやいや、4tトラックとバスが普通に並走出来る車道ですよ?6車線もある道路だし。」
警「それは関係ありません。無余地駐車です。」
私「は?そんな事言い出したら物流は成り立ちませんよ。どうやって配達するんですか。」
警「コインパーキングに停めて下さい。」
私「あのですね。一個150円の荷物配るのに、200円のパーキングに停めてたら赤字ですよ。」
警「そんなの知りません。」
私「あなた方警察は物流事業者を殺す気ですか?」
警「じゃあ、荷受人さんに電話して、車まで取りに来てもらったらどうでしょう。」
私「あなたそれ本気ですか?一日100件からある配達先に、いちいち全部電話しろと?」
警「ええ。」
私「あなたもし、宅配業者から電話が来て「荷物取りにきて下さい」言われて、素直に行きますか?」
警「いえ、行きませんね。」
私「ご自分で出来もしないこと人に薦めるんですか?あなた」
警「一つの方法として提示したまでです。」
私「その方法が現実的ではないと言ってるんですが?」
警「それは知りません。あとはアナタが考えて下さい。」
私「いや、それ以前に駐車規制自体が現実的ではないと言ってるんですが。」
警「それも私の知るところではありません。法律ですので守ってください。」
私「だからそういう法律では物流が成り立たないと言ってるのですが?」
警「それも関係ありません。警察は取り締まるのが仕事ですので。」

バカバカしくて会話終了。
警察の最終的なセリフは常に「警察は取り締まるのが仕事。あとは知らん」
一体これのどこが「物流に配意した駐車規制の実施」なのでしょうか。



その2。
前回の問答で疑問に思ったことを聞くべく、府警交通課のお巡りさんに路上で質問。

私「あのね、お巡りさん。ちょっと聞きたいんやけど」
警「はい?なんでしょうか」
私「前にね、仕事中に駐禁切られて、弁明書送ったら↑のような問答になったんやけど。」
警「まあそうでしょうね」
私「無余地とか言われたら確かにしょうがないけど、歩道のある幹線道路でも同じことするよね?なんで?」
警「駐車禁止場所だからです」
私「いやいや、うちら貨物の積み下ろしは停車でしょ。駐車とちゃいますやん」
警「宅配は車から離れるので駐車とみなします」
私「それ、道交法のどこに書いてるん?」
警「道交法にある貨物の積み下ろしは、その場での作業のことです。車から離れたらダメです」
私「そんなこと明文化されてないけどね。警察が勝手に解釈してるだけでしょ?」
警「ガイドラインではそうなってます。うちらに言われても分りません。」
私「じゃあ別の質問。警察白書では物流に配慮した駐車規制とか言ってるけど、やってないよね?」
警「それも現場の警察官に言われてもわかりません。上が決めることなので」
私「上ったって、警察が決めてること警察官が知らないの?おかしいやん」
警「警察ではありません。決めるのは公安委員会です」 キター!
私「え?おかしいねそれ。」
警「おかしくはないです。規制は公安委員会が決めてます。」
私「じゃあアナタ、公安委員が何人いるか知ってる?」
警「いえ、知りません。知る必要もありません」
私「ほほー。警察の上級組織で、警察法にも規定されてる人数を、あんた知らないし必要もないと?」
警「ええ、知りません。必要ありませんから」
私「じゃあ覚えておいたほうがいいよ。警察法ってあんたらのための法律でしょ。」
警「そうですか」
私「公安委員て3人とか5人とかしかいないのよ。しかも非常勤の掛け持ち職。こんな人が法律決めてると?」
警「そうです。公安委員会が意思決定します」
私「決定はしても、実際の内容作ってるのは警察でしょう?」
警「意思決定機関は公安委員会です」
私「警察はその公安委員会からほぼ全権を委託されてるよね?実際の業務は警察がやってるんだから」
警「それでも意思決定機関は公安委員会です」
私「その警察はHPや白書でも物流に配慮すると言っているけど、やらないよね。ウソつきじゃん」
警「うちら現場の警官に言われてもわかりません」
私「じゃあ誰に言えばいいの?」
警「公安委員会に言って下さい」

以後も会話は続きますが同じことの繰り返しなので割愛。
「決めるのは公安委員会」と「現場の警官に言われても」しか言いません。
まぁ正直な話、現場の警官レベルじゃどうしようもないのも確かですけど。
しかし頑なに「警察が規制を作ってる」という点を認めません。教育が行き届いてますね。
警察が作った書類にハンコ押すだけの組織が「法律を決めている」なんていまどき誰が信じるんでしょうかね。
それどころか当の公安委員が何人いるかさえ「知らない」などとデタラメを言います。知る必要もないと。
警察官は自分らの存在を明文化した法律さえ「知る必要がない」そうですよ。大した組織です。

ノルマに追われる駐車監視員のデタラメ

ノルマ達成のために必死すぎる駐車監視員。平気でウソつきます。
先日あった実例を紹介。

配送所近辺にて停車。荷物積み込みのために車を離れる。
伝票・商品の確認をし、車に戻ると駐車監視員がステッカーを貼っている真っ最中。

私「ちょっとちょっと、なんでステッカー貼ってるん。」
緑「駐車禁止ですから。しかも車から離れてるし。」
私「いや、あのね。そこ配送所なの分るでしょ?貨物の積み下ろしは停車ですよ?」
緑「車から離れたらダメです。」
私「なに?貨物の積み下ろしは5分以内なら認められてるけど?」
緑「積み下ろしでも車から離れたらダメです。」
私「そんなこと、道交法のどこに書いてる?勝手な解釈すんな。」
緑「もうステッカー貼っちゃいましたから」
私「ふざけんなお前。だったら剥がせよ。」
緑「一度貼ったステッカーを勝手に剥がしたら、うちらが首になっちゃうので。」
私「そんなん知らんやん。お前が勝手に解釈して貼ったんだろ。剥がせ。」
緑「いやいや、ほんとムリですわ。」 ←この時点で逃走開始
私「お前らホンマにいい加減にせえよ。」
緑「じゃあ、今後は気をつけて下さいね。」
私「気をつけるのはお前だ!!」

ちなみにこの駐車監視員、ステッカー貼付後の写真撮影すらしてません。
弁明書送りつけてこの件は不問になりました。
このように平然とウソつきます。駐車監視員の方々。



駐車監視員その2。

私「監視員さん、あのね、ちょっと聞きたいんやけど。」
緑「はい?なんでしょうか」
私「例えば堺筋や長堀通りのように、充分な幅もあって歩道もある道路での貨物の積み下ろしの停車にね、なんで貼るん?」
緑「貨物の積み下ろしでも車を離れたらダメです」
私「うん、前もそんなコト言われたけど、それどこに書いてるん?道交法の」
緑「貨物の積み下ろしでも車両を離れたらダメなんです。宅配は「配達」があるからアウトです」
私「いやだから、貨物の積み下ろしは車から離れたらダメと、どこに書いてるん?」
緑「警察ではそういう見解です。うちらは警察署長にそういう指示を貰って取り締まってますので」
私「じゃあアナタ、法的根拠は説明出来ないけど、警察署長の指示だから取り締まってると?」
緑「ええ、そうです」
私「講習を受けて資格取得した監視員が、法律によらず、警察署長の指示に従うと?そういうこと?」
緑「いえ、警察署長から会社に指示があり、会社の指示でうちらは取り締まってます」
私「同じことやんそれ。その警察署長の指示が、どういう根拠に基づくものなのか、理解もしてないってこと?」
緑「警察署長の指示ですから」
私「じゃあ仮に警察署長が明らかに違法な取締りを指示しても、あんたら従うのね?」
緑「警察署長の指示ですから」
私「あれ?この指示おかしいやん?法律違反ちゃうん?て思っても従うのね?」
緑「警察署長の指示ですから」

呆れてものも言えません。
こんなレベルの人間が取り締まりの現場にウヨウヨいるのです。
そして法律知識の少ないドライバーを食い物にしています。

ちなみにうちの親会社(国内ではかなりデカい宅配会社)が警察に陳情に行った際。
「宅配は“積み下ろし”のあと配達という付帯業務があるから停車ではなく駐車」とか実際言われたそうです。
道交法のどこを見てもそんな解釈ありませんけどね。
ちなみに道交法45条には「車両の右側に3.5m以上の幅を確保できない場合は、貨物の積み下ろし車両であっても車両から離れてはならない」としています。
充分に幅のある道路において「車両を離れてはいけない」とした条文はどこにも見当たりません。
しかし警察は「積み下ろし、だから積むと下ろすのみで、配達は車両から離れるからダメ」とか自分に都合のいい解釈をしています。
そんな説明で引き下がるのは、トラック協会然り大手運送業者は大体が警察の天下りを受け入れているからです。
だからちっとも駐車規制は改善されません。誰も声高に叫ぶ人がいないからです。



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