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〜矛盾どころか大嘘つきな警察〜


都合のいい盾「公安委員会」

前章『謎の組織・公安委員会』でも多少触れていますが、この組織は文字通り警察の「盾」となり、好き放題を許しています。
本来であれば公安委員会は交通規制・信号機などの交通インフラの管理・運転免許関連・風俗店やパチスロ店の許認可・警備業界の管理などなど、非常に多岐に亘っている。
これはそもそも「警察の上級組織」であるから当然といえば当然だが、この絶大な権限を監視対象であるはずの警察にまるっと委任しちゃってます。
まあ実務に当たっているのは警察ですから、委任するのも方法としてはアリでしょう。
ただしそれは公安委員会が「本当に警察を管理しているなら」という大前提のもとでのみの話です。
現状のように大都市で5・地方都市で3名しかいない、しかも本職もあり更に高齢な委員の先生方に、警察のお歴々に囲まれた週1度の定例会議ごときで管理できる訳がありません。
管理も出来ないのに権利を委任してるんですから、そりゃもうやりたい放題です。
しかも憲法や○○法、のような法律は国会で決める必要がありますが、政令や規則・条例程度であれば警察組織だけで決定出来るのです。これでは歯止めが掛かりません。


このように交通規則に関してもほぼ全ての実権を警察は握っていますが。
免許やら違反やらで警察にお世話になった時、彼らが口を揃えて言うのが
「公安委員会の決めたことだから」
「法律で決まっているからしょうがない」
「警察は取り締まるのが仕事だから」
「文句は公安委員会に言え」

まぁ多少の違いはあれど、だいたい上記のようなセリフを平然と吐きます。
規制を決めたのも、規制緩和の権限を持つのも警察であるにも関わらず、公安委員会の存在を盾にして責任逃れをし、国民の声に耳を塞ぐのです。
各都道府県の警察上層部は警視庁から送り込まれたエリート官僚たちであり、上からの指示に逆らえません。実質上の上司は警察庁なのです。
ですから組織図上ではトップにいるはずの都道府県知事(各自治体)の声をも「公安委員会」を盾にすることによりシャットアウトしています。

組織図
著作権表示PBI - 交通行政監察官室

参考:公安委員会の正体 -警察一家の責任転嫁システム-(PBI - 交通行政監察官室)


地方分権体制?中立性と独立性?民主的な運営?文句は公安委員会に言え?
一体どこまで国民を騙せば気が済むのでしょうか。



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