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〜なぜ?の実例〜


交差点の警官

警察2○時!などでもよく登場する道頓堀のお巡りさん。いやあ大変そうです。
別に現場のお巡りさんは嫌いではありません。むしろ応援しています。ていうか応援したいです。
それを「応援なんぞするかボケ!」って気分にさせてしまうのがこういうヤツ↓です。

御堂筋-千日前通千日前通-堺筋

大きな交差点を左折。大量の歩行者がようやく止まってさぁ車の番。急いでGo!
でまぁ、つい「ほとんど赤信号やん!」ってタイミングで無理に突っ込んでくる車、確かに危ないです。
すると左折した先には大量のお巡りさんが「おいでおいで」してます。


いや、わかるんですよ。確かに信号無視も立派な交通違反ですしね。
けどそれってそんなに警官を動員させてまで厳重に取り締まらなきゃいけないような違反ですかね?
こんな取締りをほぼ毎日見かけます。が!
年末〜新年度にかけて(12・1・2・3・4月の5ヶ月間)で飲酒検問を見かけたのは3〜4回です。たまたまかもしれませんがそれにしても回数に開きがありすぎます。
信号無視、それも赤になったかならないか程度の赤信号と、【特定違反行為】である飲酒運転、どちらを優先して取り締まるべきでしょう?
ちなみに信号無視は反則金、飲酒運転は刑事罰による懲役もしくは罰金刑。これの違いについて詳しくはこちら「罰金と反則金」


ですからハッキリ言って「点数&反則金稼いでいる」だけにしか見えません。 そんなこと出来るヒマがあるのでしたら、本当の意味で「悪質性、危険性、迷惑性の高い違反」をしている駐車車両を取り締まればどうでしょう。
交差点内に停めてるアホとか、バス停に停めてるアホとか、横断歩道に停めてるアホとか、乗り場以外の場所に駐車して歩道で談笑してるタクシーとか。
駐車だけじゃなく、直進レーンから左折するアホとか左折レーンから直進してくるアホとか。
車両だけでもありません。6車線もある幹線道路の信号でも横断歩道でもない所を平気で渡ってる歩行者とか。
ライトも点けずに、スマホいじりながら、あげく音楽まで聴きながらフラフラ走ってる自転車とか。
車道に広がって車の通行などお構いなしに客引きしてるアホとか。


横断歩道に平然と停める警備会社
悪質な駐車1
バス停に平然と停めて客待ちするタクシー
悪質な駐車2
バス停に平然と停めて休憩する業者と素通りする警察車両
悪質な駐車3

こんな悪質・危険・迷惑な状況を無視して、信号無視を待ち構えている程度のこと(って言ったらマズイかな)に人員と時間と税金を無駄に使うくらいなら とっとと信号自体を「歩車分離式」の交差点にすれば全て解決ですよ。
(平成14年1月から半年間、全国で100箇所の交差点を抽出してモデル運用を実施した結果、交通人身事故の発生件数が約4割減少し、そのうち人対車両の事故は約7割も減少するな ど、安全面で大きな効果が認められました。)

左折レーンが一回の青信号で4台の車しか進まない、なんてナンセンスすぎてそりゃ警察をバカにしたくもなりますよ。
左折専用レーンが2車線もあるのに!たかだか100m進むのに20分以上掛かるのです。
それでいて「放置駐車対策をしたら渋滞が解消した」とかもう意味が分らなすぎて泣けてきます。。


この事例に限らず、警察含む日本のお役人は「捕まえること」には大変ご熱心です。
目標(ノルマ)の取り締まり件数を達成し、反則金をガッポリ徴収し、各種の利権を貪ることに忙しいので「予防する」という発想には頭が回りません。
安全な信号・安全な道路幅・安全な交差点・違反をさせない予防策、こういうものに興味がないのです。
悪質な違反車両を「注意」したり、危ない歩行者や自転車を「注意」したり、ましてや予防なんかしたって一円も儲からないのです。
それに「今月は(今年は)○○件検挙した!」という分りやすい成績を打ち出さないと予算が削られちゃうんです。
そして更に酷いことに、事故の発生件数が減っても予算削られちゃうんです。これじゃ予防なんてするはずありません。


なので「悪質な」違反を野放しにしてまで、「捕まえやすい」放置駐車や交差点での待ち構えなんてことばっかりなんですね。
ましてや飲酒検問なんてしたくないんですよ。メンドウなだけで儲かりませんから。国民の安全などどうでもよいのです。



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