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〜なぜ?の実例〜


不思議な信号

記事の内容の一部が「交差点の警官」の内容とも被るんですが。
常々不思議に思っていることがあります。すごく不思議なんです。
さすがにミナミは大阪の繁華街だけあって、週末ともなると歩行者がハンパなく多いのです。イヤになるほど歩いてます。
いやいや、週末に限らず、平日でも夕方以降は会社帰りの帰宅ラッシュもあってやはり大量の歩行者が溢れています。 なので交差点の横断歩道なぞ、切れ目無くひたすら歩行者が通ります。
それだけ歩行者が多いということは、右左折時に横断歩道歩行者が途切れず、車の進行が不可能であるということです。
なので大きな交差点などでは一回の青信号で車が4〜5台しか進まない、という恐ろしい事態になります。


歩行者が多いとただでさえ上記のような状態になるのに、なぜかミナミ周辺の信号は「歩行者用信号のほうが車用より長い」という不思議な現象が生じます。
そうです。普通は歩行者用のが先に赤になりますよね。そこから車用の信号が赤になるまでのわずかな時間で進行するわけです。
しかしこれが歩行者用のほうが長いという、ものすごく訳わからん状況になると、車がちっとも進まないんです。だって曲がれないんですから。
車の免許をお持ちの皆様には、これがどれだけ恐ろしい状況かお分かりいただけると思います。
もちろん常時ではありません。夕方以降とか土日とか、歩行者が多い時にこうなります。
そしてもちろん、歩行者が多いタイミングというのは、当然車も多いんですけどね。
6車線もある、大阪の大動脈ともいうべき御堂筋で、車よりも歩行者が優先されているのです。堺筋も同様です。

心斎橋 ヨーロッパ通り周辺
ヨーロッパ通り-御堂筋

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この広さの通りは心斎橋に一本しかありません。周防町筋、通称「ヨーロッパ通り」です。御堂筋の向こうがアメリカ村になります。
これでも人が多い時は車道に歩行者・自転車が溢れるので、車は道路の端に寄って走れません。ですから左折車両を右から避けて直進、てワケにもなかなかいきません。
だもんで一番手前側の車線に左折で進入したい車が2台もいると、そこからもう進みません。
こんな意味不明な信号のおかげで、御堂筋=堺筋間の500m強の区間がビッチリ渋滞です。

三津寺-御堂筋

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ましてやこの程度の細い一通路であれば尚更です。ヘタすると1台しか進みません。
ちなみにここも夕方以降は放置自転車・看板・歩行者で車一台ギリギリ通れる程度しかスペースがありません。
この細い一方通行路にもし急病人やケガ人が出たら?救急車はどうやって入ってくるんですか?そしてどうやって進むんですか?


こんな不思議な信号をあちこちに作っておいて
放置駐車が渋滞や事故の大きな原因です!
とか
緊急車両の通行に著しい弊害をもたらしていた。
とか
交通渋滞が多大な経済的損失をもたらすとともに、大気汚染物質や温室効果ガスによる環境への影響云々
とか主張されてもねぇ。納得できる訳ないじゃないですか。
一体、警察が「何をしたいのか」さっぱり分りません。



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